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山羊座と箱根駅伝~土星は高潔さを要求する

いよいよ2026年が幕を開けました。皆さまはどのように新年のスタートを迎えられましたか。年末という一つの節目を過ぎた年始のタイミングというのは、多くの人にとっての「始まり」や「リスタート」を意識するとき。「一年の計は元旦にあり」と言われますが、自分の中で今年1年をどのような年にするのかに思いを馳せ、1日1日を大切に丁寧に過ごしていきたいものです。

山羊座のテーマが満載の箱根駅伝

年始と言えば・・普段スポーツはほとんどウォッチしていないのですが、なぜか箱根駅伝だけは何ともなしに観てしまいます。総計200kmを超える距離をランナーたちが走り抜ける間にさまざまなドラマが繰り広げられるわけですが、天体で言えば、火星的なエネルギーに惹きつけられつつ、ここに至るまでの選手や監督や関係者たちの日々に思いを馳せる時、土星をルーラーに持つ山羊座を連想せずにはいられません。

 

奇しくも箱根駅伝そのものが、毎年1月2日と3日に行われるため、太陽サインはもちろんのこと、スタート時間の8時でチャートを立てるとASCも山羊座になるという・・まさに名実共に山羊座味を帯びたイベントと言えるのではないでしょうか(と勝手に思っています)。

 

さて、そんな箱根駅伝はスタートしてから今年で102回目となるようです。タイミングもさることながら、文字通り100年以上もの歴史を持つイベント、日本においては年始を象徴する伝統的な行事となりつつあります。

レース開始時間のチャート
レース開始時間のチャート。山羊座のアセンダント。

手に汗握る今回のレース

そんな箱根駅伝ですが、今年の結果はというと、近年連続で総合優勝を果たしている青山学院大学が、堂々の総合優勝を果たしました。2位が國學院大学、そして3位が順天堂大学と続きます。実際に駅伝を観ていなかった方々向けにご説明をすると、青学の勝利は例年からいくと想定内の結果のように聞こえるのですが、今年は当人たちにとっても想定外かつ、大逆転の末の勝利だったようです。

 

というのも、まず元々往路を走る予定だった選手が何と大晦日あたりに胃腸炎にやられてしまい、出場そのものが難しくなるという大誤算。その上で、キャスティングが再編成され、急遽2日目に走る予定であった選手が初日の1区を走ることになるなど想定外でのスタートとなったそうです。因みに突然1区に抜擢された選手は1年生ということもあったのか、やはり急な展開により満足な走りができず、21チーム中16位で襷をつないだわけです。

 

私はお節料理をテーブルに用意しながらその様子を観ていたのですが、その時は事情を知らなかったこともあり「常勝の青学もついに転落か」と諸行無常感を味わいつつ、お酒と料理にこうじておりました。しかしながら、約1時間後に再び中継に意識を向けたときには、既に大逆転のドラマが展開されつつありました。何とその後、2区・3区と徐々に追い上げて、青山学院大学が首位争いに食い込もうとしているではありませんか。

 

そして最も驚いたのは、往路のラスト走者であるキャプテンの黒田朝日選手(名前もインパクトありますね!)。先頭から3分24秒遅れの5位で出走後、5区という、標高で約830mほどまで坂道を駆け上がりその後降っていくという、最も過酷な地獄の山登りコースにおいて驚異的な快走をみせます。


結果、早大などを含めた4校を抜き、大逆転の末の往路優勝となりました。しかもこの黒田選手も、当日の朝までは2区という別のコースを走る想定だったという、素人にはおよそ考えられない監督の差配による抜擢だったようです。青山学院の原監督と言えば、今やメディア等の出演歴も大変多い方です。個人的にはこれまで興味を持ってみることはほぼなかったのですが、これを機に、原さんとはどんな人物なんだろうかと少し興味が湧いてきました。

長距離を走る~土星的な動き
土星は有酸素運動である。

山羊座で火星がエグザルテーション中

そんなこんなで、例年になく非常に惹きつけられた今年の箱根駅伝。あらためてスタート時のチャートに話を戻すと、ASCは山羊座。太陽ももちろん山羊座にありますが、興味深いことに、何と火星も山羊座に位置しています。ご存じの通り、山羊座にいる火星はエグザルテーションの状態にあるため、特に火星味を帯びた駅伝であったように感じた感覚は、ここからきているのかもと思った次第です。

魚座の黒田選手と現在の魚座土星&海王星

また、ルーラーである土星は海王星と共に2ハウスの魚座に位置していますが、奇しくも先に述べた5区で大活躍をした黒田選手は太陽を魚座に持つ人であり、そして何と原監督自身もまた太陽を魚座に持つ人物です。カオスの末の大逆転、ここに何かしら、魚座土星と海王星の組み合わせの持つ可能性のヒントが隠されているのかもしれませんね。

 

因みに余談ではありますが、ほとんどの選手が腕時計でペースを測りながら走る中、この黒田選手は腕時計をつけない主義で、その理由は「自らの感覚に従うことを大事にしているから」だそうです。ペース配分を含めて全てを自らの感覚に従って行いつつ、標高830mの坂道を異次元のスピードで駆け上がり4人のランナーを追い抜いたわけですが、どのような気持ちで走っていたのかを記者に質問された際に「最後の方は無我夢中で走っていたので記憶にない」と答えていました。180度向かいに太陽を持つ乙女座の私からすると、ちょっと意味がわからないと言いたくなってしまう感じですがw、このような異次元の走りも含め、総じて魚座的な質の強い人だな〜と感じた次第です。

魚座の土星と海王星にちなんだ記事もぜひ!→魚座に関する考察~再び魚座へ戻ってくる土星&海王星のもたらすものとは

魚座土星と海王星のコンジャンクション
結果を出す力である土星が海王星と魚座終盤でコンジャンクション中。

高潔さを求められる土星のテーマ

今年はそのような箱根駅伝でしたが、今年に限らず、そもそもこの真冬の時期に、極寒かつ高低差のある箱根路を、平均時速20kmという一般人が自転車で走行する速度よりも早い驚異的なスピードで走り続けるという。常人にはおよそ考えられないレースに出場している時点で、勝ち負け問わず全てのランナーたちの姿は、見る人に何かしらのインパクトを与えるのではないでしょうか。

 

その理由の一つに、冒頭で述べた火星的な質が関係しているのだと思いますが、それと同時に、土星が象徴する忍耐や修練といった取り組みに対し、高潔に取り組んだ人たちへのリスペクトを同時に感じているからなのかもしれません。

 

我々が見ているのは、彼らのこれまでの全ての地道な取り組みが凝縮された、ほんの一瞬の出来事であり、ここに至るまでの日々のトレーニングや精神的な鍛錬のプロセスを垣間見ることはほとんどありません。とある選手の「勉強に遊びにオシャレに恋愛にといったことを楽しむ大学生活と引き換えに、自分はこの箱根を走ることに全てを費やしてきた」というコメントが非常に心に残りました。

 

人はとかく何かに取り組んだ際に、すぐに目に見える結果を求めがちですが、土星の世界には、厳しく修練を積むプロセスというものが存在します。特にその土星をルーラーに持つ地のサインである山羊座は、チャートで言えば最も高い場所に位置しており、自分が目的や目標に向かって長期間に渡り研鑽してきたことを、現実的に目に見える形でもって人や社会に提示していくという宿命を負っています。そして、そこには現実的に手足を動かしながら、目的に向かってコツコツと着実に日々研鑽を積み重ねていくプロセスというものが、必ずついてきます。

積み上げてきた経験に根差す山羊座の強さ

ちなみに私の周囲にも、太陽や月やASCを山羊座に持つなど、何かしら山羊座のテーマが際立つ配置をチャートに持つ人たちが多くおりますが、概ね例外なく、彼らはいつも何かに向かってストイックに現実的な研鑽を続けています。そうでない人を本当に見たことがないので、もし怠惰な山羊座さんがいたらお目にかかってみたいものですが。

 

著名人で言えば、歌手の宇多田ヒカルさんやスタジオジブリの宮崎駿監督、そして既にお亡くなりになってしまいましたが女優の樹木希林さんなども、太陽サインを山羊座に持つ方でした。ご活躍されているジャンルが異なるので決して一括りにして良い方々ではありませんが、敢えて申し上げるのであれば、この方々の表現は、それがどれだけ詩的で芸術的で哲学的なものであったとしても、根底に積み重ねてきた重みと現実に根ざした実態を感じさせます。

 

 

そして、そのように山羊座というテーマに高潔に取り組む方々を見て、私自身はリスペクトしか感じないわけですが、ただ、そんな私のチャートにももちろん土星や10ハウスは存在しますし、例え山羊座に天体が一つも入っていなかったとしても、全ての人のチャートには山羊座と言うサインがもれなく描かれています。なので、やっぱり何かしらの形でそれぞれがこのテーマに取り組んでいくのだとも言えると思います。

同じく地のサインである乙女座はまた違った形でストイックさがあるように感じます。こちらの記事もご覧ください。→乙女座の抱える難しさとは

意思を持って取り組む時間の大切さ~時(土星)をどう刻むか

何かをやってもやらなくても、一人ひとりに与えられた人生という時間は時を刻んでいきますが、自分の中で何か一つでも意志と決意を持って取り組んだ時間とそうでない時間というのは、その後に手にする結果も達成感も全てが変わってきます。

 

年始の箱根駅伝をきっかけに山羊座と火星について思いを馳せてみましたが、冒頭に述べたように「一年の計は元旦にあり」というわけで、今年こそは、自分の中で決めたことをとことんやりきってみる年にしようと心を新たにいたしました。

 

このブログを読んで下さっている皆さまにとっても、実りある2026年になりますよう心より願いつつ・・今日はこのあたりで終わりたいと思います。

 

それではまた、次回ブログでお会いしましょう^^

この記事を書いた人:

プー
三面観音プー

占星学士。人材業界大手企業等で培ったキャリアカウンセラーとしての知見を活かし、2021年から占星学をベースにした独自のカウンセリングやグループ活動を開始。のべ3,000人以上の転職サポートをした経験と占星学の要素を取り入れたセッションには定評がある。より詳しくは講師紹介ページをご覧ください。

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