2026年1月は海王星が移動していきます。すでにその兆候が社会にもじわじわと現れているようにも感じる今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。個人的には、多くの天体がキロンとスクエアになる中で、キロンにまつわる体験も目立ってきているなと感じたりしていたところでした。キロンについて考えると、人は痛みと共に生きているのだなあと思わざるを得ません。痛みがなければ自分のテーマに気づくこともないわけで、やはりこの痛みはひとりひとりが持たされているのだと思います。さて、このキロンが現在位置している牡羊座には、海王星だけでなく土星も入っていきます。今年一発目のお題としてもピックアップさせていただきました。
フォールとされる牡羊座の土星
海王星は1月の27日、土星は2月14日に牡羊座へ入っていきます。これらが完全なコンジャンクションになるのは2月20日です。今回は特に牡羊座の土星単体をテーマとして扱いました。土星と牡羊座の組み合わせはエグザルテーションの逆ということで、フォールと言われたりします。土星にとって牡羊座は相性が良くないといった単純なイメージもありますが、今回の勉強会では、そもそも牡羊座の土星とはどんな世界観なのか、どんな組み合わせだといえるのか。そこにどのようなエネルギーが働いているのかをイメージするような内容で、僕からもシェアをさせていただきました。改めて、天体とサインを一つ切り取っただけでも相当に深いイメージが広がっているなと感じた次第です。皆さんにとって牡羊座にある土星ってどんなイメージですか?ぜひ、単に状態がいい、状態が悪いというところに縛られず、一度考えてみてほしいなと思います。
天体とサインにはかみ合う側面とそうでない側面がある
これはどの組み合わせにも言えることですが、天体とサインにはそれぞれ世界観がうまく噛みあうイメージと、そうでないイメージの両方が存在しています。それは牡羊座に位置する土星に関しても同じことが言えます。牡羊座土星というと、特にマンデン的な解釈において、何か争いごとに関するイメージが先行するという方もいるかもしれません。しかしこれらには例えば共通して「個の明確化」というイメージもあります。
また実際のところ、これから社会が牡羊座土星をどのように体験することになるかは、我々一人ひとりの状態によるところも大きいはずです。少なからず、社会が過去から何を学んで次の土星サイクルを迎えていくのか。そこが改めて問われてくるタイミングがやってきているのではないでしょうか。我々は水瓶座時代の過渡期という、歴史上誰もまだ体験していない領域を突き進んでいるため、過去をなぞるような解釈に留まってしまうのももったいないと思っています。
火星的エネルギーをどこへ向けているか
勉強会の中でも話に出たのですが、自分の火星のエネルギーを皆さんはどこに向けていますか?または、そもそもこのエネルギーを抱え持つことができているかというのも一つの大事なポイントなのではないかと思います。割とありがちなのは、何らかの方法で発散するみたいなことです。界隈ではこれが推奨されたりするシーンもよく見かけますが、とてももったいないことをしているなと我々は考えます。やはりそもそも火星をどのように認識しているかの違いがありますね。
また、どうやら世の中には刺激に飢えた人たちもたくさんいるようです。火星がうまく発揮できないと、やはり何か人生に物足りなさを感じたりすることも多くなります。それをどのように埋め合わせるかというと、人によってはエンタメのようなものだったりもしますよね(エンタメが悪いという話ではなく)。ただこれはそのまんまの意味でエンタメに走る場合もあれば、そうでない場合もあります。不祥事を起こした有名人を攻撃してみたり、炎上祭りに参加するなども、ある意味この発散が起きているように自分は感じます。
水瓶座時代という集団性の時代にどのような集団を形成していくかは、まさに一人ひとりがちゃんと個人天体を扱えているかどうかによっても大きく変わってきそうです。その中には火星も含まれています。そして、今回の牡羊座土星期をどのように体験するかもまた、我々一人ひとりにゆだねられています。
加速していく社会の動き
明らかに今年に入ってから、特に3日の蟹座満月から世の中の動きがさらに一段アクセルが踏まれたような感じがします。そもそも去年もかなり大きな動きのある年ではあったものの、海王星が1月から早速動いていこうとしているのは大きいと思います。社会の動きが加速していけばいくほど、特に古い構造が崩れ去っていく中では、不安を感じ始める人も増えていくかもしれません。というより、もうすでに増えているのではないかと。
コロナ騒動の時、東京に住むある知人が僕にこのような話をしてくれました。それは町におかしな人が明らかに増えているという話でした。攻撃的な人、駅で働いている人に何か不満をぶつけて怒鳴る人がいたりという話だったのですが、今思えば、この時に聞いたのは兆候だったのかなと思います。やっぱり不安を感じると、身を守るための防衛的な態度として、攻撃性が高まる人もいるのでしょう。
しかしなんだか、分かりやすく何かが破滅へ向かっているというような感じというより、じわじわと本人たちも気が付かないうちに不安なムードを感じているというような状態に見えます。このような環境の中では、特に自分自身にコミットしていくということが求められてきているのではないでしょうか。
そういう意味では、牡羊座の土星は一人ひとりが自分自身にコミットしていくうえで建設的な働きを持っています。
皆さんはどんな社会を作っていきたいですか
前人未踏の水瓶座時代。この社会を形成していくのは一人ひとりです。だとしたら、皆さんはどんな社会を目指していきたいですか?僕が目指したいのは調和した社会です。今の世の中は悪を成敗し、邪魔者を排除すれば問題が解決すると思っている人も多いような気がします。しかし僕が思うにその先では、マトリョーシカのように全く同じことを繰り返し続けると思っています。つまり、新しい邪魔者や悪が生まれ続けるのではないかということです。水瓶座時代についてはこちらの記事(水瓶座時代に関するよくある誤解)も。結構誤解されてるシーンを見かけたりします。
働きアリの法則
働きアリの法則というものがあります。これは集団を「よく働く・普通・働かない」の三種類に分類した場合、働きアリが全体の2割、普通のアリが6割、働かないアリが2割になるという法則のことです。面白いのは。働きアリだけを残しても同じ構造が形成されていくのだそうです。働かないアリを排除し続けてもこの割合は変わらないという。
これは人間にも言えるそうです。以前僕はとあるコミュニティをウォッチしていて、興味深いことが起きているのを見かけました。そこでは、元々コミュニティをマネジメントしていたトップの人たちが長らくその立場に胡坐をかき続けていました。そのトップの人たちをコミュニティが強制的に排除し、一度は健全なコミュニティになったのですが、その後、まったく同じことを繰り返します。要は、胡坐をかいていた人たちを排除して新しく作られたコミュニティのマネジメントチームもまた、その立場に胡坐をかくようになりました。そして、最後は彼らも排除されるという…人類の歴史もある意味同様のことが起きているように思います。
だとしたら、排除というのはあくまでその場しのぎのやり方であって、仮にそれをするにしても、実際はより根本的な何かを変えていく必要があると自分は思っています。その一つは教育だろうなと。そして、我々が実践する霊的な占星学には、調和の知恵がたくさん詰まっていると自分は考えています。
占星学は自分のゲームを忘れないためのマインドセットである
話が流れて行っていると思われた方はすいません。何が言いたいのかというと、これからの世界をどうしていくかは一人ひとりに委ねられているということ、そして、それはこれから迎える牡羊座土星&海王星の配置において経験することにも言えることであるということです。これから世の中はますますモラルや善悪を問うてくるのではないかと思います。しかし。何かを排除し切り捨てた先にあるのは、問題を外側に見出し続け、いつまでもその問題を外科手術のように切り捨て続ける滅菌された社会だと思っています。
実際のところ、集合的な問題は個々人の問題の投影であり、一人ひとりが自分に向き合っていった先にしか解決はないと考えます。一人一人の調和がとれていない状態では、きっと社会も調和しません。
自分の魂に向き合い、人生の中で働く構造やルールを学び、自分自身の可能性を探求していく。そのためのマップであり、ルールブックでもあるのがネイタルチャートだと思います。
何より一人ひとりが自分自身の問題を解決していくことが、社会を変えていくことにつながると信じています。
…そんな思いで占星学をお伝えさせていただいているので、ぜひピンときた方は、個人セッションや講座、占星学倶楽部など、メニューを見ていただければと思います。随時、適合者(笑)を探しています。占星学と占星術の違いもご覧ください。
