皆さんこんにちは。先日、牡牛座火星×水瓶座冥王星のスクエアとともに国家情報会議設置法が成立しました。牡牛座がセキュリティに関連したものであることを考えると、もうこの配置そのまんまな出来事だなあと。しかし、同時に起きたジャイアンツの阿部監督に関する騒ぎはなんだか妙な感じも。真相はわかりませんが、今となってはスピン的なものだったのだろうかと思ったり。
急ピッチで特定の方向へと舵を切り始めた日本ですが、これから一体どこへ向かっていくのか。これが成立してしまった以上、正しく運用されることを祈るばかりです。しかしこういう大切なことがいとも簡単に決まっていってしまうことに違和感を感じる今日この頃です。あるいは、何か事情があって強引に推し進めるしかないのでしょうか?もはや神のみぞ知る…
そんな中、今回の占星学倶楽部では中国のチャートを扱いました。いろんな意味でタイムリーなネタだと思います。
中国の始原図
今回扱った中国の始原図はこちら。改めて眺めてみると、もうこれそのまんまだなあと自分は感じるのですが、皆さんはどのような印象を受けますか?アセンダント水瓶座の部分とか、めちゃくちゃそれっぽすぎて個人的にド刺さりしてます笑

去年は日本の始原図とされているチャートの1つを取り上げた回もありましたが、正直中国のチャートのほうが個人的には読んでいて楽しめました。というのも、実は去年取り上げた日本の始原図と今回の中国の始原図はとても多くの共通点があるんですよね。なので、当然似たニュアンスの読み方も可能な部分がありますが、しかし国が違えばこれだけ表現が異なってくるのだなと。改めてチャートの中のシンボルが持つ可能性の幅に感激させられます。日本の始原図にもいくつか説があるためもちろん一つに限定できるものではないにしろ、国が変われば配置の持つ印象も変わる。そのことが実感できた回でした。
日本の始原図を扱った回の記録はこちらです。第8回勉強会~日本の始原図を考察する
日本のチャートも8ハウス天秤座太陽、アセンダントは水瓶座で月がコンジャンクションしています。中国の場合どの側面がクローズアップされており、日本だとどうなのか。同じキーワードで見ることができるにしても、そのかかわり方は両国とも異なります。とても興味深いですね。一方で、共通する部分も実はあるのだということが言えそうです。
同じ配置でも意味するものが異なる
今回は中国のチャートと日本のチャートという、国単位の話ではありましたが、実のところ、このことは個人のチャートを考える際も変わりません。たとえばよく例に挙げられることとして、ほぼ同じチャートを持つ双子や同じ時間に同じ場所で生まれた人達は人生が同じになるのか?という問いがあります。答えはもちろんNOです。配置が仮に同じであったとしても、それがその人にとって何を意味するのか?は人それぞれ異なります。
同じサインの同じハウスに同じ天体が位置していたとしても、そのシンボルが表している内容には多くのバリエーションがあります。やはり大事なのはシンボルを読み解く際、公式のようなものに当てはめてしまいすぎないことでしょう。これは我々が吉凶的な見方をしない複数の理由の一つです。一つの配置を切り取ってもすべての人に同じ形で表現されることはありません。例えばチャートの中のIC-MCを考えるとある意味当たり前のことでもあります。同じICとMCの軸を持って生まれてきている人たちは無数にいますが、誰一人として同じモチベーションを持って生まれてきている人たちはいません。また、誰一人として、同じ過去を共有している人もいないはずです。つまりここに生まれてきて、チャートが成立する以前から、すでに一人一人の物語は文脈が異なっています。その異なる文脈の中でネイタルチャートがいかに表現されることになるのか、それはやはり人それぞれです。ただ、ロジックがある以上パターンや傾向自体は存在します。
例:3ハウスの土星のケース
例えば昔、身近でこんな話がありました。ある知人は3ハウスに土星を持っています。ある時その方は占いへ行ったそうで占い師さんから「兄弟のことで苦労したのだろう」といわれたようです。しかし、本人は兄弟がおらず、そもそもそのような苦労をしようがないという状態でした。これはあくまで極端すぎる例ですが、しかし実際、兄弟間のテーマとして体験する人もいるでしょう。ただ、実際その人の3ハウス土星はどのようなところに現れていたかというと、むしろ何かを考える際、強固な構造がその人自身の理解を阻むという表現であったように自分は感じました。自分が頭に入れることのできる情報がとても偏っている、というような印象で、それは勉強が大好きであるという本人も自覚がありました。また、ここには当然サインも関係してくるのですが、話が膨らみすぎるのでおいておきます。少なくとも、本人は兄弟姉妹という形でそのシンボルを体験していたわけではないのです。そしてこの人の3ハウス土星的表現には、その原因となる何かがあったはずです。それも人それぞれなわけで、掘り下げていけばいくほどにその人固有のテーマ性が浮かび上がってきます。
自分にとってその配置は何を表しているのか?
そんなこんなで、自分にとって、あるいはその人にとってのその配置は何を表しているのか?突き詰めていくとそのような読み方が必要になります。本を読んでこの配置はこうだと書かれていてもそれが全てとは限りません。もちろんサインや天体にはそれぞれ重要なテーマ性がありますが、自分にとっては特に、という部分はやはりあると思っています。
そのため最近はAIで自分のチャートを読ませている人もいますが、AIが得意としないジャンルの分析もあるなと。特に、自分がどんなテーマをもってここに生まれてきているのかというディープなテーマにおいては、自分の感情体験が大きくヒントとなったりもします。しかしながら、こればかりは人間として生きたことのないAIに分析させるのは無理がある部分でしょう。また、そもそもこの手のディープな分析には、ある程度見るポイントや必要な扱い方があったりするのです。これに関するデータはそう易々とネット上に落ちているものではありません。そのためAIにとっても学習しようがないうテーマではないかなと思います。自分で掘り下げるか、やり方を知っている人のアイデアを参考にしてみるのが最も確実です。
まとめ~チャートは唯一無二のものである
話が始原図からは遠のいてしまいましたが、今回改めて実感したのはチャートの唯一無二性です。
どれだけ似ていてもその国ならでは、その人ならではのものが浮かび上がってくるのが面白いですね。皆さんも自分と同じ配置を持った人物がいたら、ぜひチャートを見比べてみてください。面白い共通点や似た傾向ももちろん見つかるはずですが、同時にその人と自分の似て非なる部分を見つけることにもつながるはずです。ロジックはあるものの定式化することはできない。一見矛盾しているように見える話ですが、ここが占星学の妙だと思います。
